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<第9話> 私は土光敏夫だ。

友人からこの本を読んでごらんといわれて分厚い本を数冊渡された。 とても読む時間なんかないので本棚に“つんどく”をしていた。

わたしの朝は、分単位で過ごす。目覚めのストレッチ体操、トイレタイムで新聞を読み、ひと仕事して、軽い運動、入浴、身支度しながら健康ジュース。これを8時半までに消化しなければならない。
この中で無駄なことを省き時間に余裕を持たせようと、トイレで30分かけている新聞読みの代わりに“つんどく”している本を読もうときめた。
始めると毎日10分程度でトイレから出てくるようになり“痔”にもなかなか良い。
そのうち、一段落程度しか読まなかったものを、1行を時間をかけて読み込むことで執筆中の作者と同じような心理状況になって読んでいるのではないかと思った。
これだと、テーマが一つ故、深く広く思い描くことができる。
この短い時間に作者と一体になって練り上げた理屈を、女房が感心して聞いてくれればこれに勝る快感はない。論破されればそれはそれでしめたもの。インパクトはさらに強く残る。

調子に乗って毎朝打ち合わせの前に事務員に向かって「土光敏夫の語録」を2ページ声に出して読んでいる。
毎日聞かされる事務員も迷惑な話だけれども会社がよくなればそれでいいではないかと思って続けている。

3か月ほど経過し、2冊とも残すところあと少しになってきた。
この、生活に密着した読書法をやってる人をかつて聞いたことはない。
そこでこの読書方法を”大神式 「偉人になりきる10分間読書法」“と命名した。
そろそろ次は誰になりきるか人選に入らねばならない。
おおいに楽しみだ。

※気のせいだと思うが最近事務員が以前と何か変わったような気がしてならない。

<第8話> 東京

東京に行く度に思うことがある。働いている人の若々しさだ。電車に乗って周囲の人々を見るとセンスの良い、お洒落な年配者も多い。おしゃべりも楽しそうだ。姿勢も良い。
そんな人たちで電車の中が華やいでいる。
福岡と違って東京の都心部の駅はやたらと広い。乗り継ぎの改札口まで一駅分くらい歩くのは珍しくない。どこに行くにも電車で足りる。おかげで、広い東京を思いっきり歩かされることになる。
人の流れに乗れば、いつの間にか早足で歩いている。町全体がまるでウォークラリーのコースのようだ。
関東に転勤して数年になる友人と久しぶりに新宿で会った。福岡ではよく場末の飲み屋で焼酎を飲んだ仲だ。会った瞬間、どことなく以前と雰囲気が違う。より体形が引き締まり、顔色が良くなって都会の香りがしている。聞けば、よく歩くようになったという。
これは、本人が知らない内に健康にしてしまう東京の力だろう。本人の努力ではないはずだ。
その後、福岡に戻って、以前より意識的に歩くようになり、バス、電車を使い始めた。
やむを得ず車で天神に出るときは、都心部から離れていても、料金の安い駐車場に停めている。
東京の都心部でのことを思えば、九電本社ビルから天神の中心部までの距離を歩いてもたいしたことはない。

悔しいけど福岡ではまだまだ健康は努力しないと手に入らないのだ。

<第7話> 捨てる基準

Ohgamiでは、朝礼で社会人の心得をテーマにした小冊子の読み合わせをしています。

3月2日のテーマは“「捨てる」基準”でした。
著者曰く
掃除ではあふれかえったものを捨てることが大切です。
何を捨てたらいいのか分からない人は、次の4つの基準から捨ててください。

1、もったいないものを捨てます。
2、過去の栄光や思い出を捨てます。
3、いつか必要と思うものを捨てます。
4、現在のあなたのレベルを下げるものを捨てるのです。

なるほどと思わず納得してしまったのですが、自分なりに考え直してみました。
1、必要になったときすぐに取り出せるように整理しておこう。
2、上手くいった仕事はなぜ上手くいったか、それはもっと伸ばすことは出来ないか追求しよう。
3、過去の経験や、些細なアイデアメモ、参考資料、これらにインデックスをつければごみから資源に変わります。
4、無駄な遊びと思われるものが個性に独創性に、結びつきます。

皆さん!過去の栄光や思いでの品々はデジカメで写し、古いアルバム、捨てるかどうか迷ってる書類はさっさとデジタル化してごみと、データに分けましょう。
そしてごみはリサイクルで大いに活用しましょう。

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